購入したのは恐らく高校生の頃ですから、既に50年を経過しています。確か夏休みに友人たちとキャンプに行くことになり、山用品店で買ったように記憶しています。それきり使うこともなく実家の客間の飾りになっていました。
幸いにも金属面の腐食は少なく(接合面の一部のみ腐食あり)、ガラスも割れることなく、時間の経過でいい感じに古ぼけてきていました。
最近キャンプに目覚めてから思い出し、まだ使える状態かどうか確認してみましたが、内部も問題はないようでしたので、Youtubeを見ながら手入れをしてみました。といっても、ガラスを外して綺麗に磨いただけですが。芯も当時のままですが使えそうでしたので、ランプ用のオイルを購入し再度点灯してみました。
しばらくして、あの温かみのある光が戻ってきました。やはりオイルランプの光は格別ですね。光量こそ少ないですが、淡いオレンジ色の光は全てをやさしく包み込んでくれました。
年代物のオイルランタンにはドイツのフュアーハンド社製の有名なものがありますが、私のランプは中国製で天津と記されています。
多分当時のコピー商品か廉価版のものだったのだろうと思いますが、これだけ時間が経ったこの商品は私にとって貴重なビンテージ商品です。
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