愛すべきお気に入りのキャンプ道具の第1番目はこの『シェルパキャンティーン』

購入したのは20代の頃なので約40年選手。
職場の同僚達と登山に行く時に山用品の店先に並んでいて、その形と空色に魅せられて購入した記憶があります。日本アルプスなど若い頃の山行には必ず持っていきました。
シェルパキャンティーンなんて、かっこいい名前じゃないですか。
※シェルパ(Sherpa)とは、主にネパールの山岳地帯に居住するチベット系の少数民族のことです。チベット語で「東の人」を意味し、ヒマラヤ登山における案内人や荷物運びのプロフェッショナルとして世界的に知られています。


アルミ製なので軽くにおいがつかないのも利点でした。容量は1Lで、満タンにすると少々重くなりますが、いかにも昔の山男が持っていそうなギアではありませんか?
メーカーはMORITAと書かれていますが現存しているメーカーでしょうか不明です。


40年たっても、栓の部分のパッキンは今での支障なく使えます。口から覗くと底の部分は御覧のとおり。山用品は製品のクオリティーが高いのでしょうね。まだまだ使えます。子孫が使ってくれれば、私の寿命より長く現役かもしれません。
山道具というのは不思議なもので、使うたびに当時の記憶が蘇ってきます。
このキャンティーンを手にするたびに、20代の頃の山行を思い出します。早朝から山道を歩き、頂上で飲んだ水の美味しさ。あの頃の仲間たちの顔。若かった自分の体力と気力。
道具は記憶を運んでくれる存在でもあるのだと、改めて感じます。
考えてみれば、この40年の間に、世の中は大きく変わりました。スマホが生まれ、インターネットが当たり前になり、AIまで登場した。でもこのキャンティーンは、あの頃のまま手元にあります。変わらないものがあるというのは、なんだか心強いものです。
現代のアウトドア市場には、おしゃれで高機能な製品が溢れています。ステンレス製やチタン製の水筒も数多くあります。でも私はこのシェルパキャンティーンを手放せません。
新しいものが良いとは限らない。長く使い続けることで生まれる愛着というものが、道具にはあると思っています。
70歳を前にして、最近また焚き火やアウトドアを楽しむ機会が増えました。その時にもこのキャンティーンが活躍しています。
若い頃と体力は変わりました。でも道具への愛着と、自然の中で過ごす喜びは変わっていません。
これからも大切に使い続けていきたいと思っています。次回は、同じくお気に入りのキャンプ道具を紹介します。

